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在宅勤務制度を検討している企業にオススメ『強いチームはオフィスを捨てる』

ちょうどタイムリーなNEWSが話題になっていましたので、今月読みたい本の一冊を昨日読みました。
XML第一人者のティム・ブレイ氏、「在宅勤務が認められず」Google退社へ

今回紹介する本は、『強いチームはオフィスを捨てる』です

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

それにしても佐々木俊尚さんの『仕事をするのにオフィスはいらない』から早5年か…月日が過ぎるのは早い。
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しかし製品やサービスは加速度的に進化していますけど、習慣ってホント変わりませんね。これだけネットワークが発展しても、在宅勤務制って、あまり目立ちません。
この『強いチームはオフィスを捨てる』は最新の在宅勤務(リモートワーク)に関して書かれた書籍です。
訳語の「働き方革命」という言葉が、まだまだ浸透していないことを物語っていますね。決して新しいスタイルではないのに、まだシリコンバレーでも当たり前ではないようです。
著者はRuby On Railsを開発した37シグナルズの創業者開発者の2人によって書かれたもので、37シグナルズは30人そこそこの人数でやっています、もちろんリモートワークで。
従業員数で比較すればベンチャー企業は読んで損はないと思います。
在宅勤務制(リモートワーク)を主題に起業の心構えや社員採用方法、保守管理、チームワークの保ち方、福利厚生、そして在宅勤務制に役立つ運用ツールについて書かれて、これから起業する経営者に役立つ情報満載です。
30人そこそこで何千人という応募者をどう採用判断するのかに対して、初期の選考段階ではひとり数十秒程度で判断できると方法が書かれていて、採用選考もそうですが、リモートワークにトライして得たノウハウが惜しみなく書かれています。

在宅ワーカーの視点からも書かれている『強いチームはオフィスを捨てる』

またこの本の特筆すべきは、会社に向けた在宅勤務の促進で終わらないところです。
実際リモートワークを経験して困ったことや改善したこと、在宅勤務している人からみた部分についても書かれていて、プライベートと仕事のスイッチの切り替えが難しい時の対処方法など「これは学習環境の改善に使えるな♪」と思いました。

プラスの部分ばかり紹介しまして、マイナスの部分をあげると成果に対する評価がハッキリしなかった。もちろん評価制度についても書かれていますが、個人的に読んでて納得はできませんでした。
成果に対して誰がどれだけ貢献したかは一見「見える化」できそうですが、リモートワークでチームより個の成果がクローズアップされてくると、見えない貢献に対していろいろ不満が出てきそうです。
著者の会社はオープンソースがベースにあるので、うまくいったとも捉えることができるわけで、もしわたしが起業するならば、この成果部分は解決に至っていません。

この20世紀前からの「働くという慣習」を変えることは「売れる製品サービスを生み出すこと」よりも難しいかもしれませんね。

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