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テレビやラジオのマルチ視聴(二の次視聴)における広告施策

スマホのマルチ視聴は聴覚を使う

メディア接触、リビングの主役が完全にスマホに変わって早2年。
テレビをBGVにしてスマホ、Podcast・ラジオをBGVにスマホ。
TVをBGV、マルチ視聴しているときは、基本目線はスマホの画面。気になったフレーズがTVから聴こえたら、TVモニターをチラ見する。バックグラウンドでの二の次視聴は耳をよく使う。

ラジオから聴取率1位が聴こえて考えた、BGMとしての広告効果

先日Podcastで聴取率1位を取ったとの報告をされていたが、主な収入源である広告収入はどれだけ効果があるのか非常に気になった。
数年前からバラエティー系はラジオ、ニュースや経済番組はテレビというスタイルが定着。
テレビはだいたい1.5倍再生でCM飛ばし、ラジオはそのまま聴いている(Podcastで倍速できるらしいので今度試す予定)
ハッキリいって広告はスルーしている。
(もしクライアントからCM制作の申し出があれば、二の次視聴対策でこれまで以上に耳に残るCM作りを提案するだろう)
で、聴取率1位と声高にいってもスポンサーサイドで、どれだけ効果があるのだろうか。
今後の流れとして、まず広告と番組コンテンツは切り離さずにパッケージ化される(昔から一部では取組まれているが、今後全てがそうなってくると思う)
そしてリアルタイムの広告効果、録画録音での広告効果を図るために、本来見ている画面(スマホ・タブレット)で特設サイトですぐ反応できる仕掛けを行い、コンバージョンを図る。
拡大経済のステージでは、どんぶり勘定でも成立したが、縮小市場でこれから先こんなあまあまな広告施策を企業が継続するとは思えない。
(私見だが街歩きという名の広告紹介番組と化しているバラエティー番組など、スポンサーの気が知れない)
ラジオやテレビが二の次メディアとして機能していたとしても、そもそも広告という枠をなくす、参加型、レスポンス型にすることが重要だと考えた。
オールドメディアがなくなるとは思わないが、第一のメディアに返り咲く事はもうないと思う。
(但しテレビがテレビでなくなる、VRで視聴者全員スタジオ参加型コンテンツみたいなものが出てくれば、変わるかも。しかしテレビ局でやる必要はないか、ネットスタジオで十分かな…)
二の次視聴で愛されるメディアとして、脇役としての広告戦略をもっと進めていくべきだろう。
以上でおわり。
radicoの有料化とか聴取率1位とか、なぜ増えているのか自分の行動を振り返って考察した。
主役はスマホで、二の次メディアとして機能しているかもしれないという、数字に一喜一憂せず、冷静さをもっていかないといけない。